異性を自分の前でだけ特別にセクシーにしてしまう幻想が恋人たちを支配している
こんなにもあふれているのは
きっと私を愛しているから
と思いたい
どこでもそうなのか
自分の前でだけなのか
いつでも不安がある
ほかでも同じくらい性的存在として振る舞うと分かれば幻想から醒める
その人に対して特別な鍵を自分だけが持っているという幻想を持ちたいのだと思う
特殊な性癖になればそれを特殊な鍵だと思いやすい
自己愛の延長 一種のうぬぼれ
性的能力や権力や才能の確認
確認しないでは不安だというなら
自信がないのだろう
必要ならさっさと済まして
自分の関心事にもどるタイプの人は
自信があるかと聞かれればさほど積極的に自信があるわけではないが
そんなに関心はないらしい
人生の一大事だと思っていない
結局不安はないようだ