たとえ話を共有する

患者さんの症状は
曰く言い難いものが多い

どのような表現で、どのような言葉で言えば、
目の前の治療者に伝わるのか、
そこにも困惑がある

そこで
共有できる言葉を探す
その言葉は診察室の中だけで通用するものでかまわない

指し示す言葉
たとえ話
シンボルとかメタファー
病気や症状についての暫定的な理解
医学的な理解でもいいし
生活史的な心理学的な理解でもいい
朝起きられないウサギの絵でもいい

表現を共有することが
理解を共有することで
共感の基盤になる