Evidence Based Medicine と真理の源泉
あなたは何を根拠にして、ある言説を真実だと判断するだろうか。 たとえば、ある人は診察室で、「この健康食品は本当に効くだろうか」と尋ねるのである。 真理の源泉はおよそ三種があると思う。 1.自分の直接体験。しかしこれは普遍 … Read more Evidence Based Medicine と真理の源泉
あなたは何を根拠にして、ある言説を真実だと判断するだろうか。 たとえば、ある人は診察室で、「この健康食品は本当に効くだろうか」と尋ねるのである。 真理の源泉はおよそ三種があると思う。 1.自分の直接体験。しかしこれは普遍 … Read more Evidence Based Medicine と真理の源泉
「精神」の「科学」がいかにして可能であるか、測定問題と了解問題に集約して考えることができる。 客観的唯物論の世界から精神を科学するためには、「いかにして精神を測定するか」の問題が解決されなければならない。最近は心理学教室 … Read more 測定問題と了解問題
「わたしは寝付きはいいから、ハルシオンはいらない」と言い張る人がいる。「自分は中途覚醒型だから」といいつつ、「朝起きられない」と訴える。「あなたの場合の薬剤の選択は……」と説明するが分かってもらえない。睡眠障害ではなくて … Read more 自己決定権
先日「わたしはエレベーターと美容院が怖い。広場は怖くない」だから、「パニック障害、広場恐怖なし」だという人がいた。特定の場所や状況が怖くて回避したりする状態のことを広場恐怖と呼んでいるのだけれど、と説明するのだが、「だか … Read more 広場恐怖 agoraphobia
不安性障害には最近ではパニック障害、SAD(social anxiety disorder=社会不安障害、social phobia=社会恐怖と同じ)、GAD(generalized anxiety disorder 全 … Read more 不安性障害の発生病理・動物行動学的学習理論
「脳の中の幽霊」角川21世紀叢書。V.S. ラマチャンドラン (著), サンドラ ブレイクスリー (著), V.S. Ramachandran (原著), Sandra Blakeslee (原著), 山下 篤子 (翻訳 … Read more 「脳の中の幽霊」ラマチャンドラン
ディルタイは自然界を説明する自然科学の領域に対応して、了解という精神科学の方法によって開拓されるべき広大な精神の領域が存在することを主張した。ヤスパースはこれを受けて、精神疾患を了解可能なものと了解不可能なものに分類し、 … Read more ディルタイ ヤスパース
荻野恒一著「現象学と精神科学」は1988年世界書院から刊行された。1973年版「現象学的精神病理学」医学書院の増補改訂版である。 荻野恒一は京都大学で村上仁を師を師とし、フランス留学期にミンコフスキイを知り、ジャック・ラ … Read more 荻野恒一「現象学と精神科学」
精神医学では「先入観を排除して(エポケー)虚心に相談者の内面心理を記述する立場」を記述現象学的と呼んでいる。「被害妄想」と書けば記述者の判断が混入しているので、そう書かない。細かに相談者の語る言葉をなぞる。それが現象学的 … Read more 現象学
教育問題でご両親から相談を受ける。子供の教育環境をどうすればいいか、確かに難しい問題だ。 インターネットは学び方を変えつつある。 たとえば、コンピューター技術者は先行者のプログラムソースを読んで技術やアイディアを学んでし … Read more 未来の教育とインターネット