天動説と地動説

自由意志があるかないか、こころは実在か、精神機能は脳科学に還元できるのか。
このあたりは地動説と天動説の対立を連想させる。
人間の素朴な直感は天動説である。お日様が動くに決まっている。第一、大地がどこかで終わりになるとして、終わった先はどうなるか、不安にならないか?どうして地球が浮かんでいられるのか、落ちるだろう?なんて感じただろう。
現在ではみんな地動説を信じているが、不思議さは相変わらずだ。この宇宙空間自体がどこにあるのか、時間はどうなっているのか、分からないことばかりだ。
自由意志はないといえば驚くけれど、自由意志があるといえば、それはそれで驚きなのである。いや、自由意志があるといった方が驚きは深いのではないか。わたしならそうだ。
自由意志って、なにそれ?どうして自由だって思えるの?という感じである。