恋の街札幌

「銀座の恋の物語」と並んで人気の歌。

(男) 時計台の下で逢って
私の恋ははじまりました                  
(女) だまってあなたについていくだけで      
    私はとても幸わせだった
(男) 夢のような     
(女)  恋のはじめ
(男女) 忘れはしない恋の街札幌

(女) はじめて恋を知った私 
    やさしい空を見上げて泣いたの
(男) 女になる日 だれかの愛が 
    見知らぬ夜の扉を開く
(女) 私だけの    
(男)  心の町
(男女) アカシヤも散った恋の街札幌

(女) 淋しい時  
(男) むなしい時
(女) 私はいつもこの町に来るの
(男) どこかちがうの この町だけは
(女) なぜか私にやさしくするの
(男) 恋人なのね   
(女)  故里なのね
(男女) ありがとう 私の恋の街札幌

「銀座の恋の物語」

心の底まで しびれるような
 吐息が切ない ささやきだから
  泪が思わず わいてきて
   泣きたくなるのさ この俺も
    東京で一つ 銀座で一つ
     若い二人が 初めて逢った
      真実の恋の物語り

誰にも内緒で しまっておいた
 大事な女の 真心だけど
  貴男のためなら 何もかも
   くれると云う娘の いじらしさ
    東京で一つ 銀座で一つ
     若い二人の 命をかけた
      真実の恋の物語り

やさしく抱かれて 瞼をとじて
 サックスの嘆きを 聴こうじゃないか
  灯りが消えても このままで
   嵐が来たって 離さない
    東京で一つ 銀座で一つ
     若い二人が 誓った夜の
      真実の恋の物語り

作詞: 大高ひさお
作曲: 鏑木 創
唄: 石原裕次郎&牧村旬子

ブランデーグラス(昭和54年)

これでおよしよ そんなに強くないのに
 酔えば酔うほど 淋しくなってしまう
  涙ぐんで そっと時計をかくした
   女ごころ 痛いほどわかる
    指でつつんだ 丸いグラスの底にも
     のこり少ない 夢がゆれている

よせばよかった よせばよかったけれど
 恋は知らずに 燃えてしまうものだよ
  白い小指 ためらいながらからませ
   未練ごころ うちあけたおまえ
    雨は降る降る 部屋の中にも胸にも
     いつかきそうな 別れをつげる

       (演奏のみ)

   心ひとつ 傘はふたつにはなれて
    逢えば夜は つかの間にすぎる
     雨は降る降る 遠く消えてく背中と
      いつかきそうな 別れをぬらす

作詞: 山口洋子
作曲: 小谷 充
唄: 石原裕次郎

山口洋子とか石原裕次郎とか中条きよしとか。