ヤクルト新人佐藤がオープン戦に登場、
150キロを超えるポールでやはり速い。
夏の甲子園大会に佐藤が仙台育英のエースとして出ていたとき、
わたしは神田の古本屋を回っていて、
休憩しようと「いもや」でてんぷら定食を食べていたのだった。
たったの600円か650円くらいだったように思う。
あげたてが出てくる。
柔らかいご飯で、これがまたわたしの好みなのだ。
テレビでは甲子園大会。
3時くらいだったと思う。
アナウンサーが、速い速いと騒いでいるらしい。
てんぷらを揚げていた主人に向かって、
まだ20前かと思われるような男が話しかける。
「あいつ、すげーっすよ、にらむ、にらむ、内野も外野も、俺のもんだって感じでさ。」
「指示して、いうこときかねーと、もう大変」
「まじ番町っすよ、俺、分かるんっす、そういう雰囲気。」
「こいつって、超俺様、甲子園でもどこでも、めったにいないっすよ」
「でも、今だけの球投げてれば、俺様でも通用するな、すっげーもんな」
とのことで、記憶に残っている。
話の内容の是非はわからない。
暑い中、神田まで行ったのだった。