痴呆症は認知症になり
精神分裂病は統合失調症になった
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てんかんはそのままだが、
日常語からの意味の推測がまったくできないのだから、
できれば、
脳波失調症くらいが良いと思う
古典落語でもてんかんは出てきているくらい古いことばで
癲癇という古い文字が当てられている。
点頭てんかんという呼び名の点頭というのも推測がつきにくい。
点頭とは両腕を上げると同時に頭部を前屈することで
イスラムのお祈りのような感じなのだが、
漢字からも音からも推定できない。
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うつ病はデプレッションのことで
最近はmood disorderなどという。
感情障害、情緒障害、気分障害などとつぎつぎに言い方が変わっている。
本当を言えば、
「客観的状況にはそぐわず、あまりにも落ち込んでいる、心配している、がっかりしている」
そんな感じが本来の、昔からの「うつ病」だったのではないかと思う。
理由もないのに鬱々としているといえば、確かにそんな感じだろう。
自分は治療不可能なガンにかかっていて、
余命いくばくもないと信じ込んでいて、泣いてばかりいる、
そんな場合。
最近世間で言われるうつ病やうつ状態は、
理由がないのではなく、
理由がある。
急性のストレスがあったり、慢性のストレスがあったりして、
その結果、元気がなくなり、将来を(正しく)悲観しているので、
マラソンを走ったあとは筋肉痛が残るだろうというくらい当たり前の反応だと思う。
大変過ぎたね、お疲れ様、一休みしてください
というのと
どうしてそんなに大変なのか、誰にも分からない
というのとは
かなり違うのだが
それでも境界ははっきりしない場合もある
上司に怒鳴られるのはきついけれど、
一週間も休むほどなのかといわれれば、
その場にいなければ、はっきりはしないし、
その場にいても、判定できないこともあるだろう。
らくだの背中に一本のわらを乗せたら
らくだがぺしゃんこになったという場合、
らくだには「慢性持続性」の荷重がかかっていて、
さいごにわらが一本乗っただけで潰れてしまった
というたとえ話になる。
疲れ切っていることは共通で、
慢性疲労症とか急性疲労症、体質性疲労症とかいえば分かりやすいが
どうだろう
責任感があっても
能率は上がらない病気
というのも別に名づけたいような気もする
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「うつうつ」しているというより、
集中できなくて
「うろうろ」しているという場合もある。
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サラリーマンが急に仕事が出来なくなれば
クリニックで薬をもらうが
学生が急に勉強しなくなっても
薬を飲めとは言われない
それでいいのではないか
それなりの仕事と環境を与えればいいだけのような気もするが
そういうわけにもいかないのが世の中だ
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仕事中にネットを見ているばかりでちっとも仕事が片付かないのはどうだろう
学生時代には携帯ばかりいじって
勉強がはかどらなかったはずだ
病気と言うのか環境と言うのか難しいところだ
人類の脳は
コンピュータや携帯と共に進化してきたわけではないから
こうしたものにどのように対応していくのか
分からないところがある
過剰適応のようにも思えるし
害になっているようにも思えるし
もうすこし適応すれば未来は違うような気もする
いずれにしても
元には戻れないだろう
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脳は筋肉につながっていて、
筋肉が疲れたら、
一休みだったはずだ。
最近は脳はコンピュータや携帯につながっていて
電源が切れない限り脳は休めなくなっている。
疲れるはずだと思う。
コンピュータに脳自体の疲れを表示する機能があったら
いいのにと思う。